㈱アシックスは6日、東京の東武ホテルレバンド東京で、「2012年春夏のウオーキングシューズ」事業展開について発表した。
この発表は同社が9月7~9日までの3日間、東京支社で2011年春夏ウオーキングシューズ展示受注会の開催を受けてのもの。
冒頭の挨拶で、プロダクトマーケティング統括部の木村光宏部長が主な方針を説明。同社が昨年秋冬から実行している「ライフスタイルウオーキング」カテゴリーの新シリーズ体系を推進し、「ランウォーク」と「ジーロ」で団塊ジュニア獲得策を強化させ、事業基盤である「ペダラ」とともに「ライフスタイルウオーキング」事業全体の売上拡大を目指すという。
木村部長は「震災の影響を大きく受けたが、4月半ば以降から徐々に回復してきており、2012年春夏シーズンは「4Pの Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)の視点で販売拡大強化を図っていきたい」と述べた。
次に同部の藤田美津子マネジャーが商品企画概要をスライドを用いながら商品概要と受注会概要を解説した。
各商品の特長では、「ペダラ(男女用)」は団塊世代を含む50代をメーンターゲットに、安定して歩ける機能とスタイリングの多様化に即したデザインになっている。「ランウォーク(男性用)」は優れたクッション性と通気性を持たせた靴底を搭載したシリーズで、30代から40代をメーンターゲットに、大人が履けるカジュアルシューズでラインアップの広がりとして新たなカジュアルラインの展開を目指す。「ジーロ(女性用)」はシーズンテーマを「Natural Grace(気取らない美しさ)」として、30代キャリア女性をメーンターゲットにリラックスしたムードがありながら繊細で上品なディテールを備えた女性らしさを表現している。
最後にフットウエア統括部ウォーキング開発部の鹿島宏豊マネジャーから各商品の説明が行われた。
同シーズンは新商品体系が整備され、商品の打ち出し方をより強化していく時期と位置づけ、各カテゴリーで戦略的なMD提案を積極的に行っていく。