避妊具・性感染症予防具の国際規格を議論する「第31回ISO/TC157東京国際会議」が9月16~19日、東京・両国のKFCホールで開催された。主催は日本工業標準調査会(JISC)。ISO/TC157が日本で開催されたのは初めて。今回の会議では、現在、日本のコンドーム業界にとって最重要課題となっている「薄型コンドーム前処理試験法」の規格化に向けての議論が焦点となった。
会議には、日本を含む正会員(Pメンバー)25ヵ国のうち、21ヵ国から158人が参加した。
初日の総会では、大村昭人ISO/TC157国内審議委員会委員長と岡本良幸コンドーム工業会会長が開催国あいさつを行った。この中で、大村委員長は「規格を作るのは大変な作業であり、各国の理解と合意、忍耐、譲歩が必要」とした上で、新しい規格作りに向け、日本はホスト国として最善の環境づくりをすることを約束した。
また岡本会長は「消費者に、より安全・安心な商品を届けるた