東レ・ダウ　高性能光学シリコーン封止材２製品発売

　東レ・ダウコーニングは９月25日、高輝度ＬＥＤ用途向けに高性能光学シリコーン封止材２製品を発売したと発表した。

　新製品であるダウコーニング　ＯＥ―７６５１およびダウコーニング　ＯＥ―７６６２　オプティカル　エンキャプスラント　（以下、「ＯＥ―７６５１およびＯＥ―７６６２」）は、業界をリードするフェニル系シリコーン封止材で、高い透明度と機械的な信頼性を実現している。それに加え、両製品ともガスバリア性を強化しており、耐硫化腐食性が高く、プロセス性が向上。これらの新製品はダウコーニングの高度な光学材料に関する技術や専門知識、豊富な知的財産（ＩＰ）に基づいて開発されており、ＬＥＤパッケージメーカーの次世代ＬＥＤ照明設計において性能や信頼性を向上させ、トータルコスト削減に貢献する。

　ＯＥ―７６５１およびＯＥ―７６６２は、ＬＥＤのより高い信頼性と高効率・高出力に貢献する製品。両部材は高い透明性とより優れたガスバリア性を備えているため、ＬＥＤデバイスの銀電極を硫黄による腐食から保護し、ＬＥＤデバイスの品質と寿命向上に貢献する。

　また、封止プロセスにおいては、蛍光体を封止材に混ぜる際に凝集する傾向がある。蛍光体との親和性を改善することにより、プロセス性の向上とトータルコスト削減が可能。

　同社は、これからもＬＥＤ業界全体の新たなニーズに応えるとともに、高性能パッケージや機器設計上の課題解決を可能にする独自のシリコーンソリューションの提案に注力していくとしている。