トヨックス　ハイブリッドトヨロンホースのサイズを追加

　耐圧ホースメーカーのトヨックス（富山県黒部市、中西誠社長）はこのほど、「ハイブリッドトヨロンホース」に２サイズを追加し、新商品のフェルールタイプ・ホース継手「トヨコネクタＴＣ６―Ｆ」とともに、10月１日から発売すると発表した。

　２年前に発売したハイブリッドトヨロンホースは、業界初のハイブリッド構造で折れにくくつぶれにくい上、省エネにもなることから好評を得ており、それに伴いユーザーの現場から、細物のサイズ追加を求める声が多く寄せられていた。

　今回、それに応え、内径９ｍｍと12ｍｍの２サイズを追加。これにより、９～25ｍｍまでの５サイズが揃い、同一商品での配管が可能になった。

　また、トヨコネクタなどの省エネ継手との安心セットで使用することにより、ホースの折れ・つぶれによる圧力損失と、継手による圧力損失や漏れ・抜けによる損失も防ぐことができ、省エネにも貢献できる。

　一方、新商品のトヨコネクタＴＣ６―Ｆは、一昨年10月に発売した、作業性が良く、液だまり防止で衛生面でも好評を得ている「ＴＣ３―Ｆ（15～25ｍｍ）」の多くの食品ユーザーから、太物への要望が非常に多かったことから、開発したもの。

　特長は①液だまりしにくい安心構造で、異物混入対策や洗浄の作業性がアップ②今まで苦情が多かった太物の継手挿入のしにくさを解消し、簡単に挿入③特殊工具を使わなくても締め付けできるクランプ構造④トヨコネクタの特長である隙間なく締め切ることで漏れ・抜け防止の構造となっているので、メンテナンスや専門家による施工が必要なく、作業の標準化が図れ、技術者不足にも対応できること。

　ホース内径32～50ｍｍリ用の３サイズで、トヨフーズホースをはじめとする、同社食品ホース７種に対応している（ただしシリコーンホースを除く）。

　ＴＣ６―Ｆの発売により、食品ホースの内径15～50ｍｍまでのホース配管安心セットの品揃えがさらに充実した。

　同社ではこれまでに、１万件以上の工場現場ユーザーを独自のホースドクターで訪問し、現場での要望や苦情を聞いてきた。その中でホースの折れ・つぶれ、太いホースへの継手の挿入が大変なことなどの苦情、要望が多いことから、今回商品化することにした。

　同社では今回の新発売で「ホース配管安心セット」のさらなる品揃えが充実できたことから、今まで以上に販売店と協働でホースドクターカーを活用し、同セットのユーザーへの情報発信を加速する販促支援を強化していく。