東洋ゴム工業は9月24日、豪州子会社「トーヨータイヤ&ラバー・オーストラリア(TAL)」が、19日から西豪州で開催中のオフロードレース「オーストラジアンサファリ2014」に参戦している、いすゞ自動車・現地チーム「いすゞモータースポーツ」に、オフロードタイヤを供給していると発表した。
同チームは、この大会で5回の優勝経験を持つエースドライバーのブルース・ガーランドが率いるトップクラスのオフロードレースチーム。TALは11年から、同チームのタイヤサポートを行っている。
TALが供給している「オープンカントリー エムティ」は、砂漠や泥濘地、森林地帯の砂利道など、タイヤに大きな負荷がかかるオフロードで、特に高いトラクション性能を発揮することで定評がある。
有力チームに供給することで、同製品の高いパフォーマンスと商品ブランドを訴求。昨年に続き、主催者が使用する大会運営車両にもタイヤを供給し、円滑な大会運営を支援している。
同大会は、砂漠や山岳地帯などの悪路を走破する「ラリーレイド」と呼ばれ、アウトバック(西豪州内陸部に広がる荒野)にコースが設定されている。総走行距離約3500kmを7日間で走破することから、「ダカールラリー」に匹敵する過酷なオフロードレースといわれている。