横浜ゴムは9月29日、東京ビッグサイトで10月1日から3日まで開催される「第41回 国際福祉機器展H・C・R・2014」に出展すると発表した。
展示するのは車いす用エアーセルクッション「メディエア」シリーズの「メディエアワン」と「メディエア スカイ」。会場では製品を装着した車いすを用意し、来場者が使い心地、機能を実際に体験すると同時に、体圧分散測定シートを用いてそれぞれの除圧効果を確認することができる。
同シリーズは車いす用として世界で初めて底付検知センサーを実用化したクッション。車いす利用者のクオリティーオブライフのさらなる向上の実現をコンセプトに開発・発売された。シリーズ第一弾として2010年に発売した「メディエアワン」は、コンピュータ制御により臀部の底付き検知から部分的な除圧のための空気量調整までを全自動で行う仕様になっている。一方、2012年に発売した「メディエア スカイ」は空気量調整を手動で行う構造とし、自走可能な車いすユーザー向け製品として、「もっと気軽に、もっと自由に」外出を楽しめることをテーマに開発した。
同展はハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会。同社は2007年から参加しており、今回が8回目の出展となる。