ブリヂストンは9月27、28日の2日間、仙台市宮城野区のブリヂストンタイヤサービス東日本㈱仙台港店で第5回目となる「生産財技能グランプリ」を開催した。
2日間にわたり、タイヤ点検、交換の能力が競われた結果、東北ブロック代表の㈲三塚タイヤトラックセンター古川の髙橋順平選手が最優秀賞を獲得した。髙橋選手は同時に、技能マイスターにも認定され、東北初のマイスターの誕生となった。
同大会はTB用タイヤのメンテナンス作業品質向上及び、サービス網の充実を目的に2010年にスタートした。予選には去年より36名多い405名が参加。予選を勝ち抜いた直営店24名、契約店12名の合計36名が全国大会に出場した。
競技内容は、リア複輪の内外入替え作業をISO方式の車両を使用して行うというもの。具体的には、顧客からの依頼対応、点検・清掃、内外入替え、車両取付を規定時間19分で行った。
今回の新テーマには、「作業価値化につながる丁寧且つ効率的な作業」が掲げられており、迅速な作業、トラブル発見力、お客様とのコミュニケーション能力などが評価のポイントとなった。
競技終了後の表彰式では、最優秀賞1名、優秀賞2名、入賞5名を技能エキスパートとして認定した。さらに、競技選考で作業標準安全項目100%順守、学科選考で80点以上獲得した2名を技能マイスターに認定した。過去4回のグランプリで認定された技能マイスターは12名。主にメンテナンス機器の開発や作業標準の改訂作業を行い、技能の教育的役割を担っている。
東北で初めての技能マイスターとなった髙橋選手は「去年は東北大会で敗退して悔しい思いをした。1年間作業の中で日々研究を重