JSRは9月29日、CSR(企業の社会的責任)に関する2013年度の取り組み内容をまとめた「JSRグループ CSRレポート2014」を発行したと発表した。
日本語、英語での発行に加え、ダイジェスト版を中国語、韓国語、タイ語で11月に発行する予定。
同社グループは、企業理念「Materials Innovation マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。」を実践する中で、CSRを経営の重要課題と位置づけて取り組んでいる。
化学産業の一員として持続可能な社会の実現に貢献するためだけでなく、CSRを通して価値を創造し社会に提供することが同社グループの持続的な成長を可能にするという考え。
2014年度版の特集は「未来を支えるJSRグループのMaterials Innovation」。高品質・高性能な素材と高い技術力とで社会と地球環境の課題解決に貢献しながら同社グループも成長していく、そのために現在できていること、そして今後目指すべき方向性について、特集を通じて紹介している。注力製品の紹介では、同社が戦略事業と位置付ける「環境・エネルギー分野」の中で省エネルギーに貢献する製品であるリチウムイオンキャパシタを取り上げた。
同CSRレポートは、JSRおよび国内外のグループ会社から成る同社グループ40社を対象範囲とし、冊子版とWEB版(http://www.jsr.co.jp/csr/csrreport2014.shtml)を発行していいる。WEB版は、冊子版の内容に加えて、CSRマネジメント、レスポンシブル・ケア(環境・安全・健康)、ステークホルダ
ーに対する責任についての具体的な取り組みを報告している。
なお、報告書の信頼性を担保するため日本レスポンシブル・ケア協議会による第三者検証を受審したほか、同社グループの取り組みに対する客観的な評価として外部専門家による第三者意見を例年どおり受領している。