樹脂ホース・チューブ・継手メーカーの八興(東京都板橋区、阿部広之社長)の2015年3月期の上半期(4~9月)は、4~7月は好調だったが、他メーカー同様「8、9月はメンテナンスや新規設備投資など、全般的に落ちている」(同社)ため、前年並みで収まりそうだ。
製品に関して、同社は主力商品の拡充や、性能アップを図った改良品の開発などを精力的に行っており、7月1日には環境に優しい非塩ビホース「KYシリーズ」に、チューブタイプの「KYチューブ/E―KYT」とサクションタイプの「KYコイル/E―KYC」の2種類を新たに追加。さらに、潰れやキンク防止に効果を発揮する「保護スプリング」をモデルチェンジした「保護スプリング・ライト」も発売した。
KYチューブは柔軟性を向上させて多目的に使用できること、KYコイルはオール非塩ビになっているのが特徴。両方とも内層にオレフィン系樹脂を採用したことで耐薬品性に優れ、薬品搬送にも適している。さらに、