アトム 作業用長靴がグッドデザイン賞を受賞

2014年10月02日

ゴムタイムス社

 アトムは10月1日、同社が製造・販売する作業長靴「グリーンマスター」が、2014年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞したと発表した。

 「グリーンマスター」は、作業用長靴のイメージを変えるという思いから企画した製品で、単にカラーバリエーションや、柄展開といった変化だけではなく、作業性も考えた作り込みを行い、見た目もさることながら、機能面においても納得してもらえる製品となっている。

 脱ぎ履きのしやすさを実現するため長靴の胴体部分に採用したSBR(スチレン・ブタジエンラバー)やフラット構造の靴底による、従来の天然ゴムやビニール製の長靴には無い質感、デザイン性、機能性を訴求し、ユーザーに「今までの作業用長靴とはちょっと違うな」という新しい価値を提案している。

 受賞理由として特に「重く、硬い素材で、作業性に優れているとは決して言い難い、従来の作業用長靴のイメージを覆したデザインに好感を抱いた。ウェットスーツなどに用いられるスチレン・ブタジエンラバーを採用し、長靴として求められる防水性を保ちながら軽く柔らかい。また、ソールの仕様もヒールの無いフラットな構造のため軽量化に一役買うと共に、作業時のグリップ性も向上させている。さらに内側をナイロン素材にすることで、本体に伸縮性を持たせ、脱ぎ履きも容易にしている点も評価できる」と審査委員はコメントしている。

 同社は受賞を機に、「グリーンマスター」の優れたデザイン・機能をアピールし、新しい価値観を提案することにより、一層の販売促進活動に注力していく方針。

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