日本触媒は10月1日、国内外の旺盛なSAPの需要増加に応えるため、同プラントの増設を決定したと発表した。
2016年6月完工。場所は姫路製造所敷地内。
現在、SAPの世界需要は、主用途である紙おむつ向け需要の伸びに対応して、年率6%から7%で増加している。この旺盛な需要の伸びに応じた供給体制を速やかに拡充するため、姫路製造所で5万t/年プラントの増設を決定した。なお、同プラントは、従来より生産性を向上させた最新技術を採用し、同製造所で実証するもの。今後増設するプラントで同技術を採用することにより、高品質で価格競争力のあるSAPを世界中に供給する。
また、同社は同投資に加えて、4月に発表した長期経営計画「新生日本触媒2020」に沿って、ベルギー等での更なる大型投資も計画している。
今回の増設により、同社グループのSAP生産能力は、61万t/年となる。