タイヤ関連機械メーカーの小野谷機工㈱(福井県越前市家久町、三村健二社長)は10月2~4日に渡り、同社内で「廃タイヤ処理関連機械展示説明会」を開催した。
展示会は環境対策に対応する新型破砕機及び関連新商品をPRし、3日間で約120名ほどの訪問者で大変な賑わいを見せていた。
展示機械はトロンメル搭載型クラッシャー(TCM―200型)、タイヤ自動投入ホッパーシステム(TACCシステム)、タイヤ・ホイール分離機(WSM―40)、タイヤ梱包機(TPM―30)などを出品した。
◇トロンメル搭載型クラッシャー
今回の展示会で特に注力する破砕機と選別機(トロンメル)が一体型となった新型破砕機。一番の特長は省スペースでの設置が可能になった点。同社は「破砕チップをコンパクトな設置で効率よく」をコンセプトに、従来の破砕機の周りにトロンメル選別機を搭載し、破砕システムをコンパクト化した。これより、同社の従来設置と比較して半分以下の設置面積を実現した。
適応タイヤサイズは直径800mm以下、幅370mm以下、最大処理能力は1時間で1t、月で最大200tの能力がある。
また選別網を交換することで破砕チップのサイズを変更でき、通過穴φ70、φ80、φ90の3種類から選択できるのも特長だ。
メンテナンスについては、トロンメルはスライド式になっているため、刃物交換時などに