【ホース特集】ユーシー産業 合理化実現する新製法の開発へ

2014年10月25日

ゴムタイムス社

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 ユーシー産業(大阪市中央区、永吉昭二社長)は、家電、住設機器メーカー、建築土木向け商材など幅広い分野の製品を製造、販売している。

 今年の上半期は、3月までは消費増税前の仮需で全般的に受注量が増加し、4月以降もさほど落ちなかった。また、4月から一部製品で段階的に値上げを実施したこと、6月までエアコン用ホースの需要が活発だったことから、売上は前年同期比20%増だった。

 「近年は熱中症対策が喚起され、東北以北でエアコンを設置する家庭の比率が増えたことで、空調向け商材の需要が伸びた」(永吉社長)

 逆に7、8月は長雨だった影響で販売が落ちた。1~8月は前年同期比1割増を保ったが、材料費、輸送費等の高騰により利益面は伸びていない。

 下期については、このまま販売が落ち続けないよう対策を取る必要があり、近年の方針である「選択と集中」を徹底し、収益性の改善を図る。また、8月以降も引き続き、主要ユーザーに理解を得ながら価格改定を順次実施する予定である。

 同社にとって大きな課題は

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