住友ゴム タイ工場④ 天然ゴム農園でタッピングを体験

2014年10月18日

ゴムタイムス社

  隣接する天然ゴム農園「スミラパー・タイ・イースタン・プランテーション(STEP)」も見学する機会を得た。

 天然ゴムは赤道を挟んだ地域で栽培され、世界生産量の93・5%がアジア地域に集中している。その内の70%がタイ、インドネシア、マレーシアで栽培されている。

 中でもタイはゴム栽培が特に盛んな国で、ここ最近は政府の政策もあり、タイ東北部にゴム農園が増加している。SETCはこの東北部に位置している。

 植樹から樹液が取れるまでの期間は約5年。ゴムの木の寿命は20~25年あり、樹液の総量は72~90kgにもなる。

 同社は、SETCがあるウドンタニ地区の他に、ノンブアランプーに2ヵ所、合計3ヵ所の農園を所有している。

 農園総面積は921万平方メートル、そのうち植樹可能面積は725万平方メートル。総植樹木数は34万3904本で、植樹率はほぼ100%。

 採取開始時期は2016年後半で、2018年後半には全量採取可能となる。

 現在の植木からゴムが採取されるまであと2年程待つことになる。

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