分析展2011/科学機器展2011(日本分析機器工業会、日本科学機器団体連合会主催)が9月7日~9日に幕張メッセで開催された。
両展は、研究、開発、分析の入口から出口までの最新機器の情報を発信する展示会として昨年の2010年に合同開催として第1回目を実施。
今年で2回目となる同展では引き続き「来て・見て・わかる 確かな技術」をテーマに、分析及び科学機器分野でアジア最大の展示会を目指して行われた。
ゴム・樹脂高分子関連企業も多数出展した。
《アントンパール・ジャパン》
粘弾性測定装置を出展
振動式密度計の先駆けとして、コンパクトで高性能な物性測定・分析機器を多数出品。低粘度・小容量サンプル自動マイクロ粘度計「Lovis2000M」、密度計とドッキングした「Lovis2000ME」などを展示。
主な出品は、振動式密度・濃度計DMAジェネレーションMシリーズ、モジュラーレオメータMCRシリーズ、自動マイクロ粘度計AMVn、インライン粘度計Lーvisなど。
《コクゴ》
グローブボックスの実機を展示
プルトニウムや放射線科学研究に対応する負圧対応型グローブボックスの実機を展示した。グローブに手を通して、ボックス内の物質を扱う事により、危険な作業が可能となる。
また、真空脱気シーラー「FCBー200」、卓上シーラー「Pー200」などを出展した。
《フコク物産》
業界最先端技術を訴求
PDMS流路の量産技術をパネルを用いて訴求した。精密成形技術と特殊金型技術によって、マイクロオーダーの微細加工品の量産が可能となった。1型40個取りで、月産10万個の生産が可能になるという。
また、ゴム素材の種類からゴム成形方法まで分かりやすく解説した「ゴム成形ハンドブック」を無料配布した。
《アイティー計測制御》
動的粘弾性測定装置DVAー200シリーズ、高性能温湿度制御ユニット「DVAーX2X/HiHT」、水中計測用ユニット「DVAーXX5R」などを紹介した。シリコンゴム、フッ素系ゴム、EPTゴムなど豊富な測定データも合わせて報告し、性能の高さを訴求した。
《レオラボ》
DMAシリーズを出展
フランスの音響、振動関連機器メーカー、01dB―Metravib社の製品を展示。
粘弾性測定装置DMAシリーズから卓上型の「DMA25/50」、高周波数、高荷重などの測定向きの「DMA+シリーズ」、ゴム・エラストマーの疲労試験機「DMA+300」などを出品。
ドイツGoettfert社のゴムの流動特性を解析する「ラバーキャピラリーレオメーターRCR」、ゴム用粘度計「ムーニー粘度計」なども紹介した。
《倉敷化工》
防振台を中心に展示
レーザー顕微鏡などに用いられる卓上型アクティブ防振台「mini―560」「mini―450」などを展示。6自由度アクティブ制御により全周波数で共振点が存在しない優れた防振効果が得られるという。
また、丸形や角形などの防振ゴムも多数展示した。
《アネスト岩田》
ブースターコンプレッサを展示
ブースターコンプレッサ「ESTIBO」(エスティボ)を紹介、同製品の省エネ効果を訴求した。「ESTIBO」は小型ブースターコンプレッサでは世界初のオイルフリータイプで、設置しにくかったせまい場所で手軽に高品質なエアーが使用できるのが特長。
また、スクロールコンプレッサ、オフィススクロール「SmartAir」の実機も展示した。