ランクセスは、10月28日から11月1日までの5日間、日本最大の国際プラスチックフェア「IPF Japan 2014(第8回)」のサンワトレーディングのブースにおいて、同社の連続繊維熱可塑性樹脂コンポジットシート「テペックス」および高性能プラスチック「デュレタン」の成形品を展示すると発表した。
同展は、会期が10月28日から11月1日まで。会場は幕張メッセ。開催時間は10時から17時まで。最終日は16時まで。サンワトレーディングのブース番号は、50402。
「テペックス」は、カーボン繊維やガラス繊維に熱可塑性樹脂を完全含浸させた軽量かつ高強度の先端複合材料で、同社の軽量化ソリューションの1つとして、欧米では自動車の構造部品として、フロントエンド、シートシェルなどに使用されるほか、スマートフォンやスポーツ用品などの量産品にも採用されている。成形サイクルは15~60秒で、強化繊維と熱可塑性樹脂により、優れた機械特性を備え、50%を超える軽量化も可能。これにより、車の燃費の向上とCO2排出量の低減を実現する。同製品は、同社グループ傘下にあるボンドラミネーツ社の主力ブランドであり、日本においては、サンワトレーディングが販売代理を担っている。
また、今回の展示会に先立ち、東芝機械は、構造部品のハイブリッド成形デモを同展の同社ブースにて実施する。同社の販売代理店であるサンワトレーディングは、東芝機械が行うハイブリッド成形デモに、ボンドラミネーツ社の「テペックス」と同社のCAE技術および「デュレタン」を提供する。ピラー連結部品の成形を60秒で行うなど、世界で初めての試みとなる。同デモは、東芝機械のパートナー会社である佐藤鉄工所、駿河エンジニアリング、松井製作所、ヘレウスなどの協力のもとに行われる。
ハイブリッド成形デモは、会期中どの時間に来場しても見ることができる。東芝機械のブース番号は、12502。
また、同社のウェブサイトでは、このデモに先駆けて、成形デモで使用される「テペックス」の3次元データ画像を公開しており、同製品が金型内で成形された際のイメージを閲覧できる。
展示会の詳細については、同展の公式ホームページ(http://www.ipfjapan.jp/)参照。