住友ゴム工業は10月21日、子供たちが安全に暮らす未来のための安全啓発活動「ダンロップ安全プロジェクト」の一環として、10月4日に全国47都道府県53会場で「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を実施したと発表した。
全国で6350台のタイヤ点検を行い、そのうち整備不良は3台に1台程度あり、空気圧の過不足が最も多く確認された。
同メーカーでは、2008年10月から年2回、全国47都道府県でタイヤ点検と安全啓発活動を道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で12回目の実施となる。タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布するなど、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求している。
今回の活動でタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の36・2%で、その内容は(重複含む)空気圧の過不足が27・3%と最も多く、続いて偏摩耗が6・7%、タイヤ表面の損傷が5・9%、残溝不足が2・3%という結果だった。なお同活動により、これまでの累計点検台数は57000台を超えた。
同メーカーでは、今後もドライバーにタイヤの安全で正しい使用方法や管理方法などを伝えていきたいとしている。