上島製作所(東京都国立市、佐藤親弘社長)のタイヤ材料用動的試験機が好調だ。その背景にあるのは、欧州のラベリング制度の影響により、世界的に「転がり抵抗」「グリップ性能」「ライフ性能」という相反する性能がタイヤに求められるようになり、国内外のタイヤメーカーが激しい競争を繰り広げていることだ。
特に中国では、以前は国がレシピを作ってメーカーに製造させていたが、ラベリング制度の実施を受け「海外に売るには性能をしっかり明記しなければならないと非常に危機感を持っていて、いいものを作らなければならないという動きになっている」(佐藤社長)。その流れの中で、