住友化学は10月21日、2015年3月期第2四半期連結累計の連結業績予想を上方修正したと発表した。
第2四半期の売上高は、前回発表予想の1兆1100億円から1・6%増加して1兆1280億円。営業利益は350億円から2・9%増の360億円、経常利益は450億円から15・6%増の520億円、純利益は100億円から120・0%増の220億円を見込んでいる。
情報電子化学、健康・農業関連事業の出荷が減少したが、石油化学や基礎化学における市況上昇や出荷増加により、売上高、営業利益は前回発表予想を上回る見込み。また、期末為替レートが想定よりも円安方向に進んだことによる為替差益が営業外収益に計上されることや、当初、第3四半期以降に予定していた遊休資産や投資有価証券の売却等が第2四半期に行われたことにより、経常利益、四半期純利益も増加する見通し。
なお、通期の業績予想については、現在精査中であり、10月31日に予定している第2四半期決算発表時に改めて説明する予定。