東拓工業(大阪市淀川区、福永誠次社長)の今期(15年3月期)の動向について、上期は土木が前年同期実績をやや上回り、工業・電設は同横ばいの見込み。
通期の売上では、前期比数%増を目指しているが、原材料価格、物流費、電気料金等の上昇により、収益面はなお厳しい状況が続くと見られる。
今後は注力品をはじめ、既存品についても製品の特長・特性が再認識されるように働きかけることで、売上増加と収益確保を目指す方針。
「そのため、デモ機を用いた実演会を催すなど、代理店・販売店との協業を推進していく。また、収集した情報を一つ一つ精査しながら、特定のお客様向け商品の開発にも注力していきたい」(同社)としている。
なお、今年3月より実施している値上げは順調に進んでおり、