東洋機械金属は10月22日、電動サーボ射出成形機において、標準仕様の成形機をベースに熱硬化性樹脂に対応できるシステムを開発し、受注・販売を開始すると発表した。
従来、同社では熱硬化性樹脂に対して一部の特注機として販売していたが、今回発表するものは標準仕様の成形機をベースに、オプション対応で熱硬化性樹の成形を可能にするもの。
同社はこのシステムをもって電気、自動車用部品の市場を開拓する。
販売に先駆け、10月28日から幕張メッセにて開催されるIPF JAPAN 2014にSi―100―6をベースとした2液シリコーン機を出展し、成形を実演する。
出展機の特長は、加熱筒部分を液状シリコーン用に交換する事で、液状シリコーンの射出成形が可能な点、液状シリコーン用特殊スクリュー(LSRスクリュー)を搭載している点、熱可塑性の成形で安定計量の実績があるSRC―Ⅲ計量を採用。液状シリコーンの安定成形を可能とした点。