ブリヂストン ベトナムで日産1万本のPSR工場開所式

2014年10月27日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは10月24日、同社のベトナム子会社であるブリヂストン タイヤ マニュファクチュアリング ベトナム リミテッド ライアビリティ カンパニー(BTMV)が、ハイフォン市ディンブー工業団地に、ベトナムでは当社グループ初の乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)工場(ベトナム工場)が完成したことに伴い、同日開所式を実施したと発表した。

 式典にはベトナム政府、ハイフォン市関係者などが参加した。

 開所式で同社代表取締役CEOの津谷正明氏は、「ブリヂストン・グループは『最高の品質で社会に貢献』することを企業理念として掲げており、ベトナムにおいても事業を発展させ、地域社会の発展にも貢献できるよう最大限の努力をしてまいります」と述べた。

 ベトナム工場は2014年4月にPSRの生産を開始している。生産能力は2017年下期に日産約4万9000本に達すると見込んでおり、同社グループでも最大級の生産規模となる予定。欧米や日本への市販用タイヤの輸出基地として、主に汎用タイヤを供給する。

 同社グループは、常に市場の需要動向に迅速に対応し、より高品質な商品を提供できる生産体制を構築し、地域社会の発展に寄与していく方針。

 BTMVは2012年2月に設立。資本金は4億4700万米ドル。出資比率はブリヂストンが100%。従業員数は約1100人(2014年9月時点)。

 ベトナム工場は敷地面積が約102万㎡。生産能力が約1万本/日(2014年末予定)。増強計画は、2016年上期に生産能力2万5000本/日、2017年下期に生産能力4万9000本/日を見込んでいる。

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