東洋ゴム工業は10月24日、欧州におけるTOYO TIRESブランドのタイヤ販売統括子会社トーヨータイヤヨーロッパが、2015年より、SUV/4×4(4輪駆動車)用タイヤ新製品「オープンカントリー・A/Tプラス」を欧州市場向けに販売すると発表した。
同製品は高いトラクション性能を有しながら、欧州における騒音規制値をクリアし、オンロードでの静粛性を確保したSUV/4×4(4輪駆動車)用のオールテレーン(全地形型)タイヤ。
欧州市場では、自動車走行時に発生するタイヤ騒音を抑える動きが強まっており、オールテレーンタイヤにおいては、乗用車用に比べてタイヤ溝やタイヤ溝に囲まれたブロックが大きいことに起因して発生する騒音を低減させる必要があった。
同製品は、「オープンカントリー」シリーズのもつ意匠性の高いアグレッシブなサイドウォールを持ちつつ、高い静粛性を確保している。また、新配合のトレッドコンパウンドによって、欧州市場で重視されるウェットグリップパフォーマンス、高速操安性を向上させるとともに、転がり抵抗性能の低減によってロングライフを実現した。
同社は、新中期経営計画(中計14)において、SUV/CUV/ピックアップトラック用タイヤのさらなるポジショニング強化推進を掲げている。同社は、独自の差別化技術により、意匠性と性能を高い次元で両立した魅力ある製品を市場投入し、プレゼンスの向上を図っていくとしている。