住友理工の2015年3月期第2四半期連結決算は、売上高は1932億円で前年同期比10・7%増となった。営業利益はのれん償却費増加などにより34億7100万円で同25・6%減、経常利益は26億8500万円で同18・4%減、四半期純利益は3億5600万円で同74・9%減となった。
自動車用品部門では、国内市場において自動車生産台数は横ばいであったものの、海外市場において、北米で販売が好調であったこと、昨年子会社化した一部の会社の業績を前年第2四半期より連結していることから、セグメント間消去前の売上高は1658億4000万円で同13・3%増と前期を上回った。しかしながら、海外買収会社ののれん償却費の負担増加、南米の経済活動鈍化などにより、営業利益は24億3400万円で同14・6%減となった。
一般産業用品部門では、プリンター向け機能部品など事務機器向け精密部品分野は国内を中心に高機能品の需要が伸び悩み、前年同期の実績を下回った。建設・土木機械向け高圧ホースについても、中国市場他のインフラ需要が低迷するなどのマイナス材料が収益を圧迫した。その結果、セグメント間消去前の売上高は329億4800万円で同1・7%減、営業利益は10億3700万円で同42・9%減となった。
通期の連結業績予想は、売上高が3900億円で前期比5・7%増、営業利益が120億円で同11・6%減、経常利益が100億円で同9・4%減、純利益が30億円で同26・4%減を見込んでいる。