東京材料㈱(柿沼秀一社長)は、13番目の海外拠点としてメキシコに現地法人「東京材料メキシコ」を設立し、2015年4月をめどに営業を開始すると10月29日発表した。
新会社はメキシコ合衆国ケレタロ州ケレタロ市に設立され、資本金は350万メキシカン・ペソ(東京材料99%、米国子会社TZUSA1%)。合成ゴム・合成樹脂・カーボンブラック・副資材等の販売を行う。
自動車メーカーの新規参入や増産が相次ぐメキシコでは、自動車部品産業も大きく裾野を広げつつあり、さらに今後は現地生産化が加速することが見込まれている。これまで同社では、米国子会社が北米市場の一部として、メキシコ市場開拓に取り組んできたが、メキシコでの需要増大に対応、現地拠点の設置により営業活動を強化する。
また新たに設置され、就任する米州代表が、米国・メキシコ子会社を軸に米州全体の事業を統括し、さらに日本、アセアン・中国各拠点との連携により、グローバルに調達した原材料を現地でタイムリーに供給する体制を整え、現地に根差した地域戦略を強化ていく。