住友理工は、広島県広島市で10月22日から24日に開催された「第73回全国産業安全衛生大会 2014」で、同社ヘルスケア室の衛生管理者と保健師が講演を行ったと発表した。
全国産業安全衛生大会は、労働災害の増加に歯止めをかけ、労働災害のない職場づくりに向けて決起する場と位置づけられており、国内企業の安全衛生や社員の健康促進に携わる担当者が参加する国内最大規模の大会。
同社は、従業員の健康管理も会社の重要な役割であると考え、製作所内に診療所とヘルスケア室を設置し、従業員の健康管理を促進している。この度、ヘルスケア室の衛生管理者と保健師がそれぞれ、「高年齢労働者の転倒災害防止について」、「住友理工の禁煙対策活動について」のテーマで講演を行った。
禁煙対策活動については、当社診療所の保健師が実施している“Face to Faceの禁煙対策・サポート活動”による成功事例について発表を行い、参加者からは「継続的に喫煙者と関わりを持ち、社員に寄り添って二人三脚で禁煙の達成に取り組む姿勢の重要性に気づかされた」などの意見が寄せられた。また、高年齢労働者の転倒災害防止については、近年、高齢労働者の割合が増加傾向にある中、企業がどのように転倒災害防止に取り組んでいくかを、体や脳などの健康管理の視点から説明を行い、他のパネリストや参加者と活発な議論が交わされた。
同社は今後も、心身ともに健康で長く働くことができる職場づくりに努めていく方針。