シバタ工業　ハイスペック耐震止水板をラインナップに追加

　シバタ工業は11月４日、耐震止水板「ＲＮジョイント」の新製品として、ハイスペック耐震止水板「ＲＮ―Ｕ型」と「ＲＮ―Ｌ型」をラインナップしたと発表した。

　ＲＮ―Ｕ型は新設構造物用、ＲＮ―Ｌ型は新設構造物と既設構造物の取り合い部に使用する。

　可とう性のあるジョイントに要求される追従性で、圧縮方向変位は見落とされがちだ。しかし、これらの製品では目地幅（隙間）を広げて設置することで、目地の圧縮方向変位が発生した場合でも、躯体の衝突を回避できるようにした。

　変位量は１００ｍｍ（圧縮変位50ｍｍ）まで対応。外面ゴムの素材は、ＥＰＤＭとＣＲの２種類がある。

　目地幅を広くすると、止水板に作用する負荷が増大するが、ハイブリッド構造による高強度素材の採用によって強度を確保した。

　なお性能に関しては、ＲＮ―Ｕ型目地材に最も張力がかかる状態を想定して、実際に０・１ＭＰａの水圧をかけて材料破断や漏水の有無などを確認し、耐水圧性能を検証。変位量についても、３方向の変位を強制的に与える試験により、検証を行っている。