日本ゼオンは11月6日、決算説明会を開催し、南忠幸常務執行役員が15年3月期第2四半期連結決算を説明するとともに、田中公章社長が中期経営計画「SZ―20 PhaseⅡ」の進捗状況を紹介した。
4~9月の売上高は1533億6200万円、前年同期比3・4%増で増収となったが、営業利益は145億1300万円で同13・3%減、経常利益は155億6400万円で同14・3%減の増収減益となった。四半期純利益は90億2400万円、同16・5%減。
増収の主な要因は、高機能材料の光学フィルムの売上が増加したこと。営業減益は、エラストマー素材・高機能材料ともに販売価格が低迷したことによる。ただし、9月25日に発表した上期の業績予想修正に比べ、売上高はやや下回ったものの、利益についてはいずれも上振れとなっている。
セグメント別の業績では、エラストマー素材事業部門の売上高は938億5400万円で同1・8%増、営業利益は89億2600万円で同16・2%減となった。
合成ゴム関連では、特殊ゴムは販売数量が同4%増と伸びたものの、