櫻護謨の15年3月期第2四半期連結決算は、売上高44億8700万円で前年同期比14・6%減、営業利益は5億1300万円で同31・0%減、経常利益は5億400万円で同29・3%減、四半期純利益は3億600万円で同29・8%減。
同社グループでは、新事業の展開、付加価値の高い製品の企画・開発、生産性の向上、金融収支の改善などの努力を行ったものの、減収減益となった。
セグメント別では、消防・防災事業は前期に引き続き発電所向け給水ポンプ車や積載ホースなどの調達があったものの、売上高は21億9700万円で同21・2%減、セグメント利益は1億7700万円で同48・5%減となった。
航空・宇宙、工業用品事業では、航空・宇宙部門でP―1などの大型機、同エンジン部品の納入が減少する一方、工業用品部門は前期に引き続き橋梁用の伸縮装置など、水密ゴム、海外発電所向けの絶縁ホース販売が増加した。
この結果、同事業の売上高は20億4800万円で同8・1%減、セグメント利益は3億9500万円で同12・7%減となった。
不動産賃貸事業は売上高2億4100万円で同1・8%増、セグメント利益は7400万円で同1・9%増。
通期の連結業績予想については5月14日に公表した数値から変更はなく、売上高は90億円で同26・1%減、営業利益が7億円で同55・3%減、経常利益が6億2000万円で同59・0%減、当期純利益は3億8000万円で同55・2%減を見込んでいる。