電気化学工業の4~9月期 用役コスト増で増収減益

2014年11月17日

ゴムタイムス社

 電気化学工業は11月10日、東京・日本橋の本社で記者会見を開催し、吉高紳介社長が15年3月期第2四半期連結決算の説明を行った。

 同四半期連結累計の業績は、国内外での拡販や販売価格の是正およびコストの削減に努め、業容の拡大と収益の確保に注力した結果、売上高は1868億7000万円、前年同期比3・0%増となった。収益面では、営業利益は94億1000万円、同10・2%減、経常利益は94億1200万円、同11・6%減で増収減益となった。

 吉高社長は「原燃料や電力価格の上昇に対して販売価格への転嫁が遅れたほか、数年に一度の定期修繕の実施に伴う費用増や研究開発費の増加などのコスト上昇分を、売上でカバーしきれなかった」と総括した。四半期純利益は、事業撤退に伴う固定資産売却益を特別利益に計上したことにより、75億2300万円、同0・9%増となった。

 セグメント別では、エラストマー・機能樹脂部門の売上高は840億5200万円、同5・5%増、営業利益は22億300万円、同23・2%減となった。

 主力のクロロプレンゴム(CR)の販売数量は

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