ナンシンの15年3月期第2四半期連結決算は、売上高41億8600万円で前年同期比0・6%増、営業利益は3億5700万円で同25・0%減、経常利益は3億5400万円で同61・7%減、四半期純利益は2億5600万円で同62・1%減。
産業の空洞化が進み、主要な取引先である機械工具業界や物流業界からの受注にいま一つ力強さが感じられない中、同社グループは生産の海外シフトなどにより、さらなる原価低減と新たな販路の開拓に努め、経営体質の充実強化に注力した。
この結果、売上高は微増となったものの、営業利益は円安に伴う売上原価率の上昇などにより、経常利益も前期計上された英国子会社関連のリース契約補償損失引当金戻入が、今期は未計上であることなどにより、いずれも減益となった。
通期の業績予想については、前回公表からの変更はなく、売上高92億円で同4・4%増、営業利益は9億3500万円で同12・4%増、経常利益は9億円で同32・7%減、当期純利益は4億6000万円で同54・8%減を見込んでいる。