住友理工は11月11日、東京支社で前田裕久常務執行役員らが出席し、15年3月期の決算説明会を開催した。所在地別の業績では、国内は消費増税の影響で営業損失となり、米州も北米の自動車販売が好調で売上高は増加したものの、南米の不振で営業利益は減少。アジアは中国の先行きが不透明なものの、好調を維持している。欧州その他地域も営業損失を計上した。
売上高については、北米・中国が堅調に推移するとともに、昨年子会社化した企業の決算の取り込み月数が増加したことにより、前年同期比10・7%増の1932億円となった。
営業利益は中国が堅調だったものの、買収会社の業績回復の遅れ、のれんなどの償却費用の決算取り込み月数の増加により、同25・6%減の34億7100万円、営業利益率は1・8%だった。
増減要因を詳しく見ると、