NOKの15年3 月期第2四半期決算は、前期比14・7 % 増の売上高3139億5100万円、営業利益は同186・7 % 増の255億4900万円、経常利益は同112・7%増の346億9400万円、当期純利益は同155・2 %増の187億2700万円と大幅な増益となった。
セグメント別ではシール事業の売上高は1463億1500万円、前期比4・6% 増、営業利益は157億2500万円、同21・2%増。
自動車向けはタイで需要減少の影響があったものの、国内での自動車生産が堅調であったこと、中国・北米での需要が好調で販売は増加した。
営業利益は減益要因である人件費・経費他で20億円に対し、国内固定資産の減価償却方法を定額法へ変更したことにより23億円、売上高の影響13億円などで、合計21億円の増益となった。
電子機器部品事業の売上高は過去最高の1470億3900万円、同26・9%増、営業利益は81億5200万円、前年同期は51億7900万円の営業損失。
デジタルカメラ向けの販売は低調だったが、スマートフォン、ハードディスクドライブ、タブレット端末、および車載向けの販売は増加した。
営業利益は減益要因である人件費・経費他で34億円に対し、原価低減で35億円、売上高の影響58億円などで、合計77億円の増益となった。
ロール事業の売上高は148億2000万円、同6・5%増、営業利益は12億3200万円、同65・8%増となった。
高耐久化による複写機向け補修部品等の受注減の影響もあったが、カラー機を中心に欧米等海外市場でプリンター・複写機向け製品の需要が増加したことにより販売は増加した。