タイガースポリマーの15年3月期第2四半期連結決算は、売上高185億3500万円で前年同期比14・8%増、営業利益は9億6000万円で同77・2%増、経常利益は11億5200万円で同98・3%増、四半期純利益は7億8300万円で同162・2%増。主に自動車部品が好調だったことで、大幅な増収増益となった。
セグメント別では、国内はゴムマットの販売が減少したものの、自動車部品の販売が大幅に増加したことに加え、産業用ホース・ゴムシートの販売も順調に推移。この結果、売上高は107億7900万円で同13・5%増、セグメント利益は増収の影響により、5億8500万円で90・1%増となった。
米州は、米国では販売が前年同期並みとなったが、為替換算上の影響や原材料費などの減少により、増収増益となった。メキシコでは操業開始に伴い増収効果はあったものの、営業損失となった。産業用ホースは、販売は増加したものの、原材料費や諸経費が増加し、収益が悪化した。これらの結果、売上高は56億6600万円で同13・9%増、セグメント利益は1億2200万円で同30・0%減となった。
東南アジアは、マレーシアでは主要取引先向けの家電用ホースの販売が減少したが、タイでは自動車部品・家電用ホースともに販売が伸び増収増益となった。これにより、売上高は14億4800万円で同3・4%増、セグメント利益は8400万円で同45・3%増となった。
中国では、家電用の販売が前年同期並みとなったものの、自動車部品の販売が増加した結果、売上高は21億1100万円で同43・2%増、セグメント利益は増収の影響により1億2600万円(前年同期は900万円の損失)となった。
通期の業績予想については、直近の公表からの変更はなく、売上高375億円で同6・6%増、営業利益17億円で同11・7%増、経常利益は18億円で同21・4%増、当期純利益は10億円で同23・7%増を見込んでいる。