原料メーカー11社の15年4~9月期 合成ゴム・エラストマー動向

2014年12月12日

ゴムタイムス社

 合成ゴム・化学メーカー11社の2015年3月期第2四半期決算から、合成ゴムとエラストマー事業の現況をピックアップした。各事業部の売上高にエラストマーの売上が含まれている。

 ◆JSR
 合成ゴムの販売については、主に国内の自動車タイヤ生産の低調により、販売数量は前年同期を下回った。売上高は原料価格上昇に伴う価格改定や為替影響により前年同期を上回ったが、海外市況低迷や定期修繕費用の増加により利益は減少した。

 ◆日本ゼオン
 合成ゴム関連では、特殊ゴムにおいて販売数量を伸ばしたものの、海外市況の悪化の影響を受けたため、全体の売上高は前年同期を上回ったが、営業利益は前年同期を下回った。

 ◆ 三井化学
 自動車部品及び樹脂改質材用途を中心とするエラストマーは、北米での需要拡大があったものの、原料価格高騰による交易条件悪化により、収益が減少した。機能性コンパウンド製品は、円安効果及び北米・アジアを中心とする自動車用途の需要拡大に的確に対応したことにより、収益を拡大した。

 ◆住友化学
 海外子会社において合成樹脂の出荷が増加したほか、原料価格

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