三ツ星ベルトは15年3月期中間決算で営業利益・経常利益・純利益がいずれも過去最高益を更新した。
国内もさることながら、海外での売上が好調で、自動車用ベルトは国内が横ばいだったものの、海外ではアジア・欧州・米国のいずれの地域でも増加した。
これに伴い、海外売上高比率は45・7%に上昇し、近い将来に50%に達するとの見込みを示しており「国内市場は大きな伸びが期待できないので、海外市場で伸ばしていかなければならない」と池田浩執行役員は述べた。
このように好調な海外市場だが、インドに話が及ぶと、池田執行役員は「インドは厳しい。部品メーカーを含め、日系企業で儲かっているところは、ほとんどないのではないか」と顔を曇らせた。
それでも「出て行かなければ将来はない。OEMのシェアを上げなければならないし、我々が出て行かなければ他社が入るので、出て行かざるを得ない」と意気込みを示していた。