ブリヂストンは11月19日、同社のグループ会社であるブリヂストン アメリカス インクが、米国サウスカロライナ州エイケン郡にある建設・鉱山車両用大型・超大型ラジアルタイヤ(以下「大型・超大型ORR」)用の新工場が完成したことに伴い、11月18日(現地時間)に開所式を実施したと発表した。
式典にはサウスカロライナ州、およびエイケン郡関係者などが参加。
開所式でブリヂストン代表取締役COOの西海和久氏は、「ブリヂストンは、高品質な北米製の建設・鉱山車両用ラジアルタイヤを鉱山ユーザーの皆様にご提供するために技術力の向上と訓練に力を入れており、今後も世界中の鉱山ユーザーの皆様のためにより一層努力してまいります」と述べた。
同工場は米国 サウスカロライナ州 エイケン郡に所在。代表者はロン・ブルックス氏。敷地面積は約221万㎡。総投資額は約9・7億米ドル。生産開始は2014年8月。生産能力は日産約130トン(2020年上期予定)。従業員数は約550人(2020年上期予定)。
北米では同社グループ初の大型・超大型ORR工場となる同工場は、2014年8月に生産を開始し、その生産能力は2020年上期に日産約130トンに達すると見込んでいる。
大型・超大型ORRの生産はこれまで日本の下関工場と北九州工場が担っていたが、今回、日本で培ってきた大型・超大型ORRの生産技術を伝承し、北米での生産を開始することで、同社グループの生産供給体制が一段と広がる。
同社グループは、長期的に成長が見込まれる鉱山市場において需要動向に迅速かつ柔軟に対応し、より高品質な商品を提供できる生産体制を構築し、地域社会の発展に寄与していくとしている。