ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは11月21日、2015年までに45億ドルから60億ドルの売却益を達成するという目標を順調に進めていたが、さらに事業売却規模を70億ドルから85億ドルに拡大し、2016年半ば支での達成を目指すと発表した。2013年以降には25億ドルの売却益を達成しており、これらは株主還元、成長に向けた投資および債務削減に充ててきた。
同社は、主要な合弁事業における同社の位置付けの合理化や、事業としての価値はあるものの、ダウの総合的な戦略と整合性を持たない事業の分割など、ポートフォリオ全般にわたり価値創出の機会を継続的に評価している。
この戦略に合わせて、クウェートにおけるすべての合弁事業の出資比率の引き下げを計画しており、この資金を株主還元およびその他の戦略的な目的のために充当する方針。また、同社は、アンガス・ケミカル事業の売却に関する最終契約の調印についても発表した。アンガス・ケミカル事業の売却益は、12億1500万ドル。