独ランクセスは11月25日、連結子会社であるランクセス㈱とラインケミージャパンが、2015年1月1日付けで経営統合すると発表した。
この統合は、独ランクセスが現在グローバルで取り組む事業再構築プログラムの一環であり、日本市場におけるランクセス㈱の競争力強化を図るもの。
同統合の第一段階として、ランクセス㈱がドイツのラインケミーライナウGmbHから、ラインケミージャパンを買収する。その後、第二段階として、ランクセス㈱を存続会社とする合併により、経営統合を完了する。
ランクセスグループは、今年8月にゴム薬品(RUC)ビジネスユニットの特殊化学品ラインと機能性化学品(FCC)ビジネスユニット、ならびにラインケミー(RCH)ビジネスユニットを、2015年1月1日付けで統合し、グローバルで新たに「ラインケミーアディティブス(ADD)ビジネスユニット」を設置することを発表した。今回の日本における経営統合は、そのグローバルで行う事業再編の一環となり、現行の14ビジネスユニットから10ビジネスユニット体制となる。
ラインケミーはこれまで、添加剤事業分野において世界で確固たる実績を重ねてきた。今回新設される「ADDビジネスユニット」は、ランクセスグループ内の添加剤ポートフォリオを統合し、ラインケミーブランドの下で事業展開を図る。これにより、日本およびグローバル市場において、より包括的なサービスの提供が可能となる。
ランクセス㈱コーポレートコミュニケーションズ、ウルフ・ドレスラ日本統括マネージャーは、今回の経営統合に
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