【統計表2点あり】
11月の東京ゴム相場の推移を見ると、先限(15年4月限)の終値は5日に最安値となる192円台をつけた後、200円をはさんで往来する相場が続いた。最高値は20日につけた206円。
11月20日から行われたタイ、インドネシア、マレーシアの天然ゴム生産3ヵ国による協議では、来年から輸出削減を実施することで合意したものの、具体的な数値目標を明らかにしなかった。東京相場では失望感から直後に下落したが、月末には200円台を回復した。
当限(11月限)は180円台後半でゆるやかに推移し、189円20銭をつけて21日の納会を迎えた。
25日発会の新甫5月限は、190円台後半からスタートし、月末には200円台に乗せた。
世界的な天然ゴムの需給状況は改善の兆しを見せ始めている。青島在庫が減少傾向にあり、日本の営業倉庫在庫も11月20日現在で