東洋ゴム 子会社福島ゴムがOSHMS認定取得

2014年12月10日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は12月9日、製造子会社である福島ゴムがJISHA方式適格OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)認定審査に合格し、このたび、同認証を認定取得したと発表した。

 OSHMSは、職場の安全衛生水準の向上を目的に、事業者が従業員の協力のもとPDCAサイクルを定め、継続的かつ自主的に労働災害の防止と労働者の健康増進を図る労働安全衛生マネジメントシステム。同システムの導入により労働安全衛生管理が可視化され、業務や組織が複雑化した場合でも手順や記録が整備されることで、さまざまな知識・ノウハウ・情報が職場組織で継承されるというメリットがある。

 福島ゴムは、2013年度よりOSHMS認定取得活動を始め、事業所トップが率先し従業員と一体となった安全・衛生・防災活動を展開している。職場の安全については、重大災害発生防止の仕組みづくりを推進し、衛生面では病欠者の減少を図り、防災については災害に強い職場づくり取り組みなど、従業員への被害を最小限にとどめ、その安否を確認することを最優先に、対策と実践に近い訓練に力を入れて取り組んでいる。

 同社は、大規模な事業所がOSHMS認証取得を、小規模な事業所では「グッド・セーフティ・カンパニー」登録を安全衛生管理の達成目標として掲げている。各事業所では、2015年末までの達成を目指し、安全の自主管理レベルの向上を図る。同社仙台工場は、2013年度にOSHMS認証を取得済みとなっており、今回の福島ゴムのOSHMS認証取得は2工場目。

 同社は、今回の福島ゴムの認証取得を機に、いっそう安全衛生管理を徹底強化していくとしている。

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