14年度スタートの中期経営計画「SZ―20 PhaseⅡ」を推進し、「2020年のありたい姿」実現を目指す日本ゼオン。田中公章社長に中計初年度の進捗状況や、15年の経営課題、事業戦略などを聞いた。
◆14年を振り返って
上期(4~9月)は円安にも助けられ、目標値は達成できた。
エラストマー事業では、後半に天然ゴムやブタジエンの価格が下がり、市況が悪化している。
一方、高機能系事業の3重点分野のうち、情報用部材の「オプト」が好調で、中小型フィルムやテレビ用大型フィルムのデマンドが強かった。
ただ、14年度の
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