東洋ゴム工業は12月18日、日産自動車がタイで生産しているピックアップトラック、新型「NP300 ナバラ」の新車装着用タイヤとして、同社マレーシア工場製「オープンカントリーA25」が採用されることになったと発表した。
同タイヤは、タイの現地タイヤ販売子会社「トーヨータイヤタイランド(以下TTT)」を通じて納入されるが、TTTからの自動車メーカーへの納入、およびマレーシア工場製タイヤの新車装着用タイヤの採用は、ともに今回が初めてとなる。
タイヤサイズは、255/70R16 111H。
日産自動車のピックアップトラックの12代目となる新型「NP300 ナバラ」は、日産の80年にわたるピックアップトラックの製造開発ノウハウと信頼性をもとに開発された。ビジネスユースからプライベートまで、あらゆる顧客のニーズに応えるピックアップトラックとして、タイでの生産、輸出を皮切りに、今後グローバルで180ヵ国以上での販売が予定されている。
同社は、東南アジアで最大規模の自動車市場を有するタイを重要な戦略市場として位置づけ、年々高まるタイヤ需要に応えるべく、2013年4月に現地販社TTTを設立し、市販用タイヤの販売強化とともに、現地自動車メーカーへの新車装着用タイヤの供給実現と拡大を進めている。
タイでは特にSUVやピックアップトラックが自動車保有台数の過半を占めており、今後、同カテゴリにおける製品優位性を発揮してさらなるポジショニングの強化を推進していく考えだ。