14年度より3ヵ年の中期計画を推進している藤倉ゴム。中光好社長に14年度を振り返ってもらいつつ、事業別の戦略、新製品開発動向、今年の事業方針などを聞いた。
――14年を振り返って。
今年は消費税増税、円安など、経済環境が見えにくい1年だったが、15年3月期の着地点での仕上がりとしては、ほぼ予定通りの計画でいくだろうと見ている。
国内は売上は横ばいだったが、利益は弱含みとなった。一方、海外は揃って好調を維持した。
ベトナムでは、昨年7月に、第二工場が稼動したばかりだが、新規案件も出てきており、1年程でフル稼働になる見込みだ。今後もアセアン需要を積極的に取り込んでいきたい。
2年前に稼動させた中国の安吉有限公司は、今年に入り、大幅に利益体質化した。今後は弱電
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