本年1月1日に、ラインケミージャパン㈱をランクセス㈱に経営統合するランクセス。ペーター・ワインマール社長に14年を振り返ってもらいつつ、来期の計画などを聞いた。
――14年を振り返って。
ランクセス全体にとって市場環境の厳しい年となったが、13年に比べ業績は改善し、売上は7億8千~8億2千万ユーロに、利益率は10%前後改善する見込みだ。
国内の状況はグローバルの状況を反映しており、全般としては悪くはなく、売上はプラス5%程度の予測だ。
部門別では、ビジネスユニット、製品ラインによって違いはあるが、パフォーマンスケミカルズ部門については建設業などに支えられ堅調、アドバンスト中間体部門についても好調だった。ノンタイアも、建設向けソリューションが奏功し、比較的堅調に推移したと言える。
一方、原材料の値下げにより、ラバー製品
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