日本ベルト工業会がまとめた11月のゴムベルト生産実績によると、生産量は2678tで前年同月比横ばいとなった。内需は1673tで同12%減、輸出は1005tで同26%増。
品種別ではコンベヤベルトは1709t、同8%増となった。内訳は内需が同13%減、3ヵ月ぶりに減少に転じた一方、輸出は同40%増となり2ヵ月連続で増加している。
11月のコンベヤ国内は、主要取引先の鉄鋼は堅調なものの、資源向けや火力発電所向けが減少。輸出は、豪州を中心とする石炭産出国向けの不振がある一方、南米チリの銅など産出が好調な地域が優勢となり、需要に回復傾向が見られる。
伝動ベルトは969tで同13%減となり、2ヵ月連続で減少となった。内需は同10%減、輸出は同23%減。内訳では歯付ベルトが同7%減、Vファンベルトが同14%減、その他ベルトが同14%減となった。
主要需要先の自動車生産(JAMA調べ)は、
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