取材メモ 三井物産がカンボジアでゴム事業

2015年02月02日

ゴムタイムス社

 三井物産がカンボジアで、天然ゴムゴム植林並びにラバーブロック加工・輸出事業を展開する。天然ゴム需給が緩み、価格も低水準で推移する中、そして何故、今、カンボジアなのか。

 聞けば、同社ではラバーブロックの将来性を睨み、2011年から事業化検討を開始した。また、1995年よりオーストラリアにて製紙資源用の植林事業を手がけており、同植林事業で培った知見と既存取引先へのグローバル販売力を活用するという。

 天然ゴムを加工したラバーブロックは、中国・インド等の新興市場での自動車需要増加を背景に、年率で約4~5%の伸びが期待されている。

 ゴム植林・ラバーブロック加工事業は労働集約型の事業であり、現在の主要産出国であるタイ、マレーシア、インドネシアでは人件費の上昇によるコスト高が指摘されているが、カンボジアでの人件費はタイに比べ四分の一という。コスト面の優位性もカンボジアでの事業化につながった。

 また、カンボジアの経済発展や

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