帝国データバングが19日に発表した「円安に関する企業の意識調査」で、5割近い企業が、円安は業績にとって「デメリットの方が大きい」と見ていることが分かった。
本紙が昨年12月に実施し、先週(1月19日)号で掲載した「2015年の景況見通しと業績予想」に関するアンケート調査でも同様の結果となっており、今後の為替の動向が懸念される。
帝国データバンクの調査は、12月15日~1月15日に全国2万3324社を対象に実施したもので、有効回答数は1万583社(回答率45・4%)。それによると、円安の業績への影響について、46・2%の企業がデメリットの方が大きいと回答し、「メリットの方が大きい」と答えた企業は7・2%に留まった。
本紙調査では、15年3月期中間連結決算に関して「増収」要因と「減収」要因を尋ねる形で、為替の影響について