(3347号より続く)去年の初め頃、四日市のある工場で熱交換器の爆発事故が起こり、5人が死亡し、多数の負傷者が出たとのニュースを聞いて、疑問に思ったことがあるので見当違いと言われるかもしれないが、所見を述べてみたい。
爆発した水冷熱交換器は7年10ヵ月間洗浄していなかったとのことだが、何故そんな長期間洗浄しなくても生産に支障をきたさなかったのであろうか。
経験則に従っていただけで、洗浄の期間は決められていなかったと言っているが、苦し紛れに経験則という言葉を発してしまったが、その言葉の意味を十分理解していなかったのではあるまいか。
意地悪な見方をすれば、多分、豊富な知識はあるのだろうが、