日本ミシュランタイヤは1月30日、輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「ミシュラン Xワン」が、大協運送が新たに導入したウィングトラックの新車装着タイヤとして採用されたと発表した。
同製品は、トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、1車軸当たり約150kgの軽量化を達成し、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤで、さらに駆動軸にも使用できるということで注目を集めている。
北陸を中心に、自動車部品の輸送を展開する大協運送は、車両軽量化による輸送効率化と燃費改善を期待し、新たに納車されたUDトラック製のウィングトラック(車両総重量25t、最大積載量1万3600kg)の後輪2軸に同製品を、北陸地区で初めて採用した。タイヤサイズは455/55R22・5 (164L)。
同製品はトレーラー用としてだけでなく強大なトルクのかかる駆動軸用としても使用されることを前提に設計された、ミシュランが誇るプレミアムワイドシングルタイヤシリーズ。ダブルタイヤをシングル化することで、積載効率大幅向上によるトラックユーザーの運行経費削減、環境負荷低減、車両の安全性向上、車両設計の自由度拡大と生産性向上などの効果を実現する。